生産場所:第一農場
▼特集:タイタンビカスが咲く公園
特集:タイタンビカスの種類と比較(赤塚植物園オンラインECサイト内)
日本最大級の食用花 エディブルタイタンビカス
タイタンビカスとは、株式会社赤塚植物園が開発したまったく新しい植物で、ある特定のアメリカフヨウとモミジアオイの交配選抜種です。
その性質は、驚異的なほどに強健で、日当たりさえ良ければ特に植えつける場所を選びません。特に暑さには非常に強く、強い西日のあたる場所でも大丈夫です。また、宿根性のため、秋には、地上部が枯れてしまいますが、根が地下に残り翌年の春には、また芽を吹いて、初夏には、花を咲かせてくれます。とても強健なので、一度植えつければ、毎年、夏にお花を見せてくれます。
生育は驚異的なほどに旺盛で、春に芽を出した後、晩夏には、大きいときで草丈3mにもなります。花期は、7月から9月の間で、一輪一輪は、一日花ですが、次から次へと開花し、1株でのべ200輪近くの花を咲かせます。しかも、花の大きさは子供の顔(直径15~25cm)ほどもあり、全盛期の真夏には、巨大な花が次々と咲き乱れ、その美しさと存在感に圧倒されてしまうほどです。
この圧倒的な存在感と驚異的な強さ、ハイビスカスのような花姿から『巨神タイタン』にちなんで、『タイタンビカス』と名づけられました。
タイタンビカスは、2009年に浜松市にて開催されました、ジャパンフラワーセレクションにおきまして、厳正なる審査の結果、ブライトレッドが『カラークリエイト特別賞』、ピーチホワイトが『ブリーディング特別賞』を受賞いたしました。
毎年、数多くの新品種が登場する園芸植物の中で、これまでのイメージとは、一線を画するまったく新しいカテゴリーの植物としてご評価を頂戴しております。
ジャパンフラワーセレクションとは
このJFSは、毎年、世に登場する非常にたくさんの園芸用植物を新登場品種に限定し、植え付けを実施、約半年間の定期的な調査記録、観察会と2回の審査会を経て選定されます。日本で開催される植物審査会としては、もっとも厳しいものとして信頼を得ている審査会です。
オランダで開催されました国際園芸博覧会(オランダ政府主催で10年に1度しか開催されない)「フロリアード2012」においてタイタンビカスは、5品種のうち4品種が『フロリアード優秀品種』に認定されました。
タイタンビカスの植え付けに適した時期は、9月から始まり、翌年の7月までと非常に長期間ですが、特に7月~10月までの落葉前の株を植えつけ、宿根させると、翌年の夏からの生育が良くとても立派な株へと成長します。
左の株は、1年目、右の株は、2年目のタイタンビカスです。
タイタンビカスは、非常に生育が旺盛ですので、通常は、花壇など路地に植え付けを行います。鉢などで栽培をする場合は、あっという間に根詰まりを起こしてしまうので最初から最低8号(直径24cm)以上の鉢に植え付けをします。2年目以降は、さらに大きな鉢に植え替えをするか路地に下ろします。
理想は、2年目もそのまま楽しめるように40cm以上の鉢を用意すると良いでしょう。
ビデオで学ぶ『タイタンビカスの株分け方法』!
タイタンビカスは、春に小さな苗を植え付けると、夏には2m以上にもなるとても成長が早い植物です。
当然、鉢植えでは、1年で根詰まりを起こしてしまいます。路地植えでも、時には大きくなりすぎて困ってしまうこともあるでしょう!
そこで、簡単なタイタンビカスの株分け方法を動画でご紹介します!
タイタンビカスの株分け方法(赤塚植物園)
タイタンビカスは、春から夏にかけてぐんぐんと生育し、大きくなっていきます。株が成熟すると、あちらこちらにたくさんの小さな蕾を無数につけ始め開花が始まります。タイタンビカスの開花が始まると一旦、その生育速度は弱まります。
その間に、株全体につけた無数の蕾が、毎日のように開花します。タイタンビカスの花は、一日花で、朝、開花した花は、夕方にはしぼみ、翌日には落ちてしまいますが、さらに、他の蕾が開花するため、右の画像のように、毎日、まるで違う姿を見せてくれます。
全体についた蕾のほとんどが開花してしまうと、一旦、弱まった生育速度は、また、加速し始め、あっという間に大きくなります。そして、株全体には、新たに無数の蕾が付き始め、生育速度が弱まります。そして、新たに開花が始まります。
7月~9月の間にこのような行程が3~5回ほど繰り返されて、一株でのべ200輪以上の花を咲かせます。
タイタンビカスは、宿根草で根がついた状態では、室内では暗すぎて開花しないため花壇や鉢に植えて、戸外でできるだけ明るい場所で管理することが必要です。
ところが、切花にして花瓶にさしてあげると、不思議なことに室内の蛍光灯などの明るさで充分に蕾が開花します。もともとの性質上、一輪、一輪は、一日花で夕方にはしぼんでしまい、翌日には、落ちてしまいますが、タイタンビカスの生育が旺盛な真夏で蕾が多い時期に蕾をたくさんつけた状態で切り取って室内に飾っておけば、毎日、数輪ずつですが、開花し楽しませてくれます。
花瓶に挿す際は、丁寧に『水上げ』を行いましょう。また、茎についている葉は、全体の1/3程度の枚数にまで減らしてあげると長持ちします。
切り花の場合、蕾は成熟しますが、成長はしません。そのため、日数が経つにつれて開花する花が小さくなってしまいます。
※左の写真は、窓のない事務所に飾って3日目のものです。
オルトラン粒剤を使う
タイタンビカスは、ほとんど病気が発生することはありませんが、アブラムシやハマキムシがよく発生してしまいます。その予防として、植え付け時よりオルトランを代表とする『浸透移行性』の園芸薬品を利用しましょう。使用量などは、薬品の取り扱い説明書に準じます。
マグアンプなどの元肥をしっかりと
タイタンビカスは、生育が旺盛で、あっという間に大きく成長します。また、シーズンには次々と大きな花を咲かせるため、とてもたくさんの養分を必要とします。植え付け時には、マグアンプK中粒や大粒など長期間肥効のある元肥を与え、定期的に追肥も施しましょう。
冬の管理とその準備
タイタンビカスは、宿根性で寒さにも非常に強い植物です。特に寒さの厳しい地域で根が完全に凍結してしまうようなことがなければ、枯れてしまうことは、まずありません。
タイタンビカスは、シーズンの開花が終了したらしっかりとお礼肥を与えておきます。寒さが際立つ11月ごろになると、青々としていた葉が黄色く変色し、幹にみずみずしさが失われ始めます。完全に葉が落ちてしまい①の様になったら、②~③の様に、地上部の枝や幹を切り取ります。この時に、地面から20~30cmほどを残しておくと目印になり冬の間の管理に役立ちます。
株元には、路地植えの場合、寄せ土を、鉢植えの場合は、③の様に新しい土を足しておくと良いでしょう。また、④のように、タイタンビカスの株元に秋~春に楽しめる草花を植えつけておくと、潅水の目安になり、意識しなくても良い冬の管理をすることができます。
春、サクラの花が散るころになると残した地上部や株元から新しい新芽が顔を出し始めます。新芽がたくさん出てきてしまったら元気の良い芽を数本残して切り取っておきます。
また、この時期になったら生育を促すためにしっかりと追肥を施します。
タイタンビカスが世に登場したのは、2009年のことでした。正式な形で全国への配送や各園芸店舗での販売がスタートしたのは、昨年の2010年の春からのことです。
その人気は、またたく間に全国に広がり、インターネット検索においても2010年の夏の全盛期には、『タイタンビカス』の検索で9000件のヒットが確認され、現在でも2000~3000件(2010年12月調べ)がホームページやブログが検出されます。
タイタンビカスは、赤塚ショッピングでのお届けはもちろん、全国の有名園芸店、ホームセンターなどでも販売されており、2009年~2010年の間で、全国各地に延べ約40000株がお届けされ、たくさんの花を咲かせてくれました。
冒頭でも紹介しましたが、タイタンビカスは、アメリカフヨウとモミジアオイの交配品種を厳しく選抜し登場した新しい品種です。2010年現在で世に登場している数は、たったの3種類(ブライドレッド、ピーチホワイト、ピンク)です。
しかし、赤塚植物園で種を作り出すこととは、ただ、キレイな花を咲かせるだけではなく、その樹形の美しさ、強健さ、開花性能、耐病性、耐害虫性などあらゆる部分で、タイタンビカスのコンセプトに見合う性質のものを作り出し、それを育てたお客様が納得できるものでなければなりません。それゆえ、とても厳しい条件で選抜を行っています。近い将来、もっと美しく、もっと素晴らしいタイタンビカスが登場するかもしれません。
≫ 最新品種のモニター栽培(全国の公園で実施)の様子をみてみる(2018年)
≫ タイタンビカスのモニター栽培の様子をみてみる(2016年) ※更新終了。
≫ タイタンビカスのモニター栽培の様子(アメブロ)をみてみる(2013年) ※更新終了。
上の写真の花は、現在のところ条件に見合わず選抜落ちとなっています。現在のところ販売予定はありません。
2022年最新!日本最大級の食べられる花の苗 「食べタイタン(エディブル用タイタンビカス ピンク)」 3.5号苗が登場
日本最大級の食べられる花「エディブルタイタンビカス」の苗がついに発売しました。名前は「食べタイタン(エディブル用タイタンビカス ピンク)」です 。お庭で咲いたタイタンビカスを摘み、そのまま食卓を飾り、そして食べて楽しむことができます。赤塚植物園オンライン限定で3.5号苗を販売しています。
※こちらの商品は食用の苗です。観賞用のタイタンビカスとは、栽培方法(特に薬剤などの使用方法)が異なりますのでご注意くださいますようお願いいたします。
ご購入および詳しい説明はこちら(赤塚植物園オンライン花の音ECサイトへ)>>
商品ラインナップ

(1) エディブルタイタンピンク[花]


(2) エディブルタイタンピンク[つぼみ]
調理例
生食に向いています。花びらが大きいので肉や野菜を包んで食べることができます。 加熱すると形や色が変化することがあります。

タイタンビカスケーキ
(鳥羽国際ホテル様)

サラダ

生春巻き
エディブルフラワー“タイタンビカス”のご紹介(YouTube動画)
エディブルフラワー“タイタンビカス”の召し上がり方(YouTube動画)